【外資転職マストツール】LinkedInと正しく運用する5つのルール【ビジネスマナー】

転職活動
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LinkedInは外資IT営業の転職においてマストツールといっても過言ではないでしょう。

Sales Navigatorというプロスペクト(見込み客)を探す機能も搭載され、非常に便利なSNSです。気軽に申請やフォローもできるため、使っている方も多いのではないでしょうか。

マストツールとなる理由は以下です。

マスト理由1)外資IT企業の採用担当はLinkedInで探す

日本法人で採用活動も行ってきた立場からの観点ですが、基本的にHR(採用担当)は本社管轄部門が行います。

クライテリア決めから募集開始までのプロセスにおいては英語での意思疎通が必須となるため、日本人以外の人間か、日本人ではあるが英語が話せる人間が採用担当になります。

前者の場合、日本での候補者探しに対してノウハウがまったくないため、頼れるツールはLinkedInのみとなります。逆に言えば、LinkedInであなたに直接アプローチをかけてくる企業の採用担当は人材探しに苦労しているといえます。

マスト理由2)人材エージェントもLinkedInで探す

2番目の理由の方が大きいかもしれません。

先ほどの理由と背景は同じです。

企業の採用担当がネイティブの場合、やはり使うHRエージェントもネイティブとなるでしょう。

ある程度規模の大きい外資系日本法人ですと、日本オフィスに日本人の採用チームが構成されて、かならずしもネイティブエージェントを使う必要はないです。しかし、本社への報告なども考えると日本語だけの意思疎通よりは、やはりネイティブスピーカーとのやりとりのほうが効率的なのです。

実際に、HRエージェント担当者も、ネイティブスピーカーの場合が非常に多いです。また日本の人材紹介会社の知名度よりは外資系の方がアジア地域で名が通っている場合も多いです。そののため、外資系の採用活動は外国人が担うことが多いです。

そして彼らが使う唯一のツールがLinkedInとなります。

常に候補者になりそうな人材に対して、つながり申請を行い「パイプライン拡充(つまり人材プール作り)」にいそしみます。それが使えるものかどうかは、候補者のタイミングや資質にもよるため、とにかく量を稼ぐのです。

裏話として、エージェントに属する採用営業も、企業の採用担当に転職することもあります。これまでの仕事とは異なり、特定企業に合った人材を探すことが必要になるため、人材プールが意外と使えなくなる、なんてこともあります(実際に見たケース)

実際にLinkedInに登録した後に外資系エージェントからアプローチが来ます。社名を出す場合と社名を出さない場合などありますが、だいたい「あるクライアントがあなたようなプロファイルの方を探している。興味はないか?」というメッセージとともにつながり申請がきたります。

この場合はメッセージに返信する・しないは別として、どんどん承認をしましょう。Linkedinはつながりが濃い(二次など)と他の方ともコミュニケーションが取りやすくなりますので、エージェントであってもつながりをたくさん増やしておくとよいです。DJも数百名のエージェントとつながっており、ぜんたいで1,000名以上つながっています。人によっては5,000名以上とつながりを持っている方もいます。

運用ルール1)プロフィールはなるべく丁寧に記載

採用担当であれ、HRエージェントであれ、まずは職歴を見ていきます。そのため、プロフィールはなるべく丁寧に記載をしましょう。達成率などはCVだけで問題ありませんので、以下の記述は最低限行いましょう。

  • 在籍期間
  • 役職
  • 担当業界
  • 担当製品
  • 一文程度の概要分

常に候補者を探している立場からすると、上記の情報があるととても助かります。在籍している企業名と役職だけだとなかなか判断がつかず、アプローチの優先が下がる可能性がでてきます。

運用ルール2)自社の社員とのつながりをする

動きが激しい外資IT営業の世界です。自社社員とのつながりもたくさんしておきましょう。だいたい経営層に当たる方々は申請をしてもすぐに承認をしてくれます。

これも自分のネットワークを広げるために有効です。自社の人間であれば抵抗なく承諾をしてくれます。

運用ルール3)お客様とのつながりを増やす

グローバルに比べるとまだまだ日本市場での登録者数は限定的なLinkedInですが、近年はEightとともにだいぶ広がりを見せていると実感しています。

お客様企業に在籍されている方々とつながりを増やすことも重要です。

LinkedInは、Eightとは異なり、つながり申請をしたあとに申請中の方を一覧で見ることができる機能もあります。取り下げることもできますので、つながらないお客様はまたタイミングを見て行いましょう。

お客様が投稿された場合はいいねボタンを押すと結構喜んでもらえます。

運用ルール4)自社アピールの投稿を行う

週一回程度でかまいませんので、自社アピールの投稿を行いましょう。

「何を投稿すればよいかわからない」という方のために、以下がDJが行っているものになります。最初はコメントを入れるのも恥ずかしいと思います。その場合はコメントは入れなくてもURLリンクだけでも良いです。

  • 自社紹介ページ
  • 自社製品ページ
  • 国内やグローバル事例のリリースページ
  • その他自社が運営するSNS(Twitter、YouTube、Instagramなど)のページ

運用ルール5)自社以外の話題に関して投稿を行う

投稿のコツは、自社関連:それ以外=3:1ぐらいがよいです。これは以前在籍していた企業でSNSコンサルタントからレクチャーを受けた内容です。

自社投稿だけですと、完全な広告宣伝となり、スキップされることも多くなりますので、自社以外のトピックも投稿をしましょう。投稿する場合はコツもあります。

  • 秘匿情報に当たる内容は当然NG
  • お客様となる国内企業に対する私見や考えなどの投稿もNG
  • 政治、投資、健康など人の人生に影響を与える投稿もNG
  • グローバル企業のトピックはOK
  • グローバルトレンドや他国の話題も無難なものであればOK

2番目のお客様企業に関する投稿ですが、たとえば何か不祥事が起きたとか、お客様企業がニュースリリースを行った件に関して独自の見解を述べる、などです。つながりがあるお客様が見ている可能性があります。自分ではそういう意図ではないとしても、書き方によって誤解を招いた内容に受け取られるリスクがあります。

反対に、グローバル企業が何か話題になった場合や他国のトレンド(たとえば高齢化など)に、自分なりの見解を述べるのはセーフです。理由は日本の誰も傷つかないから。メリットとしては「ほう、欧州ではこんなことが起きているのか」とみてくれる可能性が増えます。日本のお客様は業務に忙殺されているため、以外に海外事情に疎いケースが多いです。

まとめ

LinkedInは外資IT営業の転職には非常に有用なツールです。ただ登録しただけですと、なかなか広がりも起きませんので、プロフィール登録、つながり申請、投稿などを使って、自分のネットワークをどんどん拡大させましょう。

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