コラム【ちょっと一息】外資IT営業の「あるある」/生活編【覗き見】

コラム
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皆さんがもたれている外資系企業の営業とはどういったイメージでしょうか。

いつも営業関連の固い話が多いので、だいたいどの外資ITでもよくある内容をちょっと連携していきたいと思います。

生活は、一般的には「派手」!だけれども

一般的なイメージが高すぎ!(それは企業オーナーレベル)

SNSのお金持ちインフルエンサーの影響か、10代や20代がもつ「お金持ち」という概念が非常に高くなっている気がします。

高級外車を数台持ち、都内山手線沿線内のタワマン住み、週2-3回は夜景がきれいなレストランや高級寿司・焼肉で食事、年2回程度は海外旅行。。。。

だいたいこの生活レベルだと、企業オーナーか、病院・弁護士事務所の代表があたります。

年収は3~5億ぐらい。企業オーナーだと経費適用もできるので「1年の交際費が2~3,000万円」というケースも(プライベートの付き合いでもビジネスメリットがある場合が多く、区別しずらい)

それに比べるとだいぶ質素な気もしますが、外資IT営業で成功されている方々は世間一般から比べると「派手」な生活をしているでしょう。

外資IT営業パーソンの身の回り品

外見は派手好みの人間が多いのは事実です。こんなところが相場となります。

  • 腕時計 = ラグジュアリーブランド。だいたい数十万円後半から100万円台のもの
  • ペン = だいたい数万円のもの。モンブランだけでなく1点モノ万年筆愛用者も
  • A4ノートカバー = これも海外ラグジュアリーか、1点モノなど
  • 鞄 = TUMIのレザーか、海外ラグジュアリー革。女性ですと、ブランドランクが変わると思います。さすがにバーキンをビジネスで使っている人はおられなかったです。
  • 靴 = 消耗品のため、これは自分が履きやすく、手入れしやすいもの。ベルルッティなどを好む人もおられます。
  • スーツ = オーダースーツのみ。ブランドスーツまで手を出していると。ストライプ率は高い!スリーピース率は低い(お腹が出ていると着れないためかも)
  • シャツ = これもオーダー多い。ピンクなど派手な色好み派と、白やブルーなど抑えた色好みはに分かれる

外資IT営業パーソンの生活

生活面ではこんなところですね。

  • 車 = 欧州車がほとんどです。Mercedes、BMW、Audiなどが一般的。ときにLexusに乗られる方もおります。会社のコンペで駐車場に並ぶ車はこの4種類のいづれか。たまにRange Roverなんかも。
  • 家 = 山手線内からは少し外れた23区内の4~5LDK戸建か、駅近タワーマンション。6-8,000万円ぐらいのレンジです。1軒目は建売ですでに売却、2軒目は注文住宅に住んでいる方も。
  • 外食 = 外食率は高く、遅くまで働きますので、平日のほとんどがそうなります。COVID19前では会食が多かったせいでも。いまはリモートワークがほとんどで、家族と食事を取るケースが多いのではないでしょうか。
  • 海外旅行 = 会社から成績優秀者に贈られるご褒美旅行があるので、必ず年1回はいきます。いまは国内豪華旅行かもしれません。

実は戦略性もある

トップ層へのアプローチをする外資IT営業が派手好みなのは、会社の色などもありますが、実は戦略性をもってのことでもあります。

お相手の上場企業の役員クラスは、身の回り品にもこだわりがある

経営層クラスになると、自分の身の回りのものにこだわりを持つ方がとても多いです。

また、相対する人間が何を身につけているのかをさっと見定めたりもします。

その際にちゃんとしたものを身につけていないと、「こいつ、大丈夫か?」と思われてしまいます。数億円や十数億円の案件を提案しに来る人間がよれよれの外見では話にならないでしょう。

ピシッとしていても安物で固めているとそれはそれでイメージがよくない、ということです。

こだわりがあるがゆえに、興味も持ってもらえる

高級品を身につけることで、何かの話のきっかけに使います。

いいものを持つときはストーリーを語れること

というのは、DJが30代の外資駆け出しのころに、大先輩の天才コンサルタントから頂戴したお言葉です。

「DJさん、いいものもってんねー」という言葉があった際に、「これは●●の記念日に買ったんです」とかその後広げられるストーリーを2~3パターン持っています。パターンをもつのは「もってんねー」が嫌味なのか、純粋な興味なのかによって変えるためです。

相手によって持つものを変える場合も

逆のケースもあります。

例えば、製造業を担当する外資IT営業は、腕時計については、仕事では比較的安めの国産高級品(グランドセイコーやシチズン カンパノラなど)、プライベートでは海外ラグジュアリー、と使い分けている人もおられます。

製造業はそれほど給与が高くなく、嫌みに映ってしまうためです。でもそこは機械を扱う仕事。国産品の技術が光るものを見せて、会話を作ったりもします。

プライベートの外食すらも、次の予定にする

外食が多い理由も、次に接待するのに適している場所を事前調査している、ということもあります。

食事内容、アルコールの種類、ウェイターの対応や個室の静かさや店内の雑音、間取りなど、前もってわかっているだけで、当日の接待は段取りがよくなり、会話に集中ができます。

自分一人でいってもよいですが、家族を連れていけばとても喜ばれますので、一石二鳥です。

派手になる理由/教えでもあり、PL思考とBS思考でもある

同じ企業の教えや文化があるから

派手な外見になるのは、入社して先輩や上司が身につけているものを見て憧れるということもありますし、「もうちょっといいもの着けたら?」と促される場合もあります。

社内にいる人間に染まる場合もありますし、お互いにけっこう身につけているものをチェックしていることも影響しています。「●●さん、また車変えたね」とか、「▲▲さん、時計変わった?」とか。

自分の身の回り品にそれほどお金をかけていなくても、趣味に巨費を投じているケースもあります。

PL思考になるから

DJの見立てでは

PL思考

だからだと考えています。

資産家は、今もつ資産から生み出されるキャッシュで生活をしていますので、資産を減らすようなお金の使い方はしません。資産家の方が質素な生活を好む方のはそれが理由です。

これはBS思考ですね。

外資IT営業ですと、結果を出せば出すほど見返りが大きいです。そのため「使ってもまた頑張ればいいや」というPL思考がどんどん芽生えてきます。

PL思考といっても、「これがいつまでも続くかわからない」という不安もあるため、不動産投資や資産など、徐々にBS回路に移っていく方々も多いです。

まとめ

ちょっと息抜きに、外資IT営業の生活レベルの一端と、戦略的な面、なぜそうなるのかなどをちょっと息抜きに連携してみました。

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